「マークアンドロナはどこの国のブランド?」とお考えの方は多いのではないでしょうか。ゴルフウェア界の革命児と称され、木村拓哉さんがアンバサダーを務めることでも知られるマークアンドロナ(MARK & LONA)。そのルーツについて知りたいという方のために、発祥国から現在の展開状況まで詳しく解説します。

斬新なデザインと高級感を兼ね備えたマークアンドロナは、実はアメリカ発祥でありながら、日本企業が運営するブランドです。2008年に米ロサンゼルスでスタートし、「ラグジュアリーゴルフ」というコンセプトで保守的だったゴルフウェア業界に新風を巻き起こしました。本記事では、マークアンドロナのルーツや特徴、現在の展開状況について詳しくご紹介します。
記事のポイント!
- マークアンドロナは2008年にアメリカ・ロサンゼルスで誕生したブランドである
- 運営会社は東京都港区に本社を置く株式会社キューブという日本企業である
- 「ラグジュアリーゴルフ」をコンセプトに、従来のゴルフウェアにはない斬新なデザインが特徴
- 現在は世界70か所以上の店舗で展開されており、国際的なゴルフブランドとして認知されている
マークアンドロナはどこの国のブランドなのか
- マークアンドロナはアメリカ発祥の日本企業が運営するブランドである
- 2008年に米国ロサンゼルスでスタートした経緯
- 運営会社である株式会社キューブは日本の企業である
- ブランド名の由来はハリウッドセレブのカップルから
- マークアンドロナの世界展開は日本を中心に広がっている
- 海外での評価と人気の理由は独自のデザイン性にある
マークアンドロナはアメリカ発祥の日本企業が運営するブランドである
マークアンドロナ(MARK & LONA)は、2008年にアメリカのロサンゼルスで誕生したゴルフウェアブランドです。ただし、このブランドの特徴的なのは、発祥地はアメリカでありながら、実際に運営しているのは日本の企業である株式会社キューブだという点です。
株式会社キューブは東京都港区赤坂に本社を置き、2022年10月7日に東京証券取引所グロース市場に上場した企業です。同社は「MARK & LONA」をメインブランドとして、高級ゴルフウェアやゴルフギアの企画・製造・販売を行っています。
アメリカ発祥という国際的なルーツを持ちながら、日本企業によって運営されているという背景が、マークアンドロナの製品に独特の感性とデザイン哲学をもたらしています。欧米のラグジュアリー感覚と日本のものづくりの精神が融合した結果、従来のゴルフウェアの概念を覆すような革新的な製品が生まれているのです。
マークアンドロナは「Luxury Golf」をコンセプトに、デザイン性と機能性を両立させた商品展開を行っています。ゴルフアパレルとは思えない斬新なデザインでありながら、上質な素材と高い機能性を追求し、妥協のないものづくりを行っているのが特徴です。
このような背景から、マークアンドロナは単純に「アメリカのブランド」や「日本のブランド」と一括りにできない、国際的なアイデンティティを持つゴルフウェアブランドと言えるでしょう。発祥はアメリカ、運営は日本企業という独自のポジションが、国際的な視点を持ちながらも日本的な細やかさを兼ね備えた商品開発につながっています。
2008年に米国ロサンゼルスでスタートした経緯
マークアンドロナは2008年に米国ロサンゼルスでスタートしました。しかし、その前身となるブランドは2006年に「T-Line」として既にデビューしていました。その後、2008年に現在の「MARK & LONA」というブランド名に一新し、本格的な展開がスタートしたのです。
2008年のデビュー当初から、マークアンドロナはゴルフウェアとは思えないほど斬新なデザインで注目を集めました。ロサンゼルスのセレブ層が愛用することで知られるフレッドシーガルなどの著名セレクトショップで取り扱われ、ファッション誌やゴルフ雑誌などの媒体にも取り上げられたことで話題を呼びました。
ロサンゼルスという土地柄は、マークアンドロナのデザイン哲学に大きな影響を与えています。ロサンゼルスはファッション、エンターテイメント、スポーツが融合する都市であり、そこから生まれたマークアンドロナは、従来のゴルフウェアにはなかった革新的なデザインと高級感を兼ね備えたブランドとして誕生しました。
創業者で現在もクリエイティブディレクターを務める松村智明氏は、ゴルフというスポーツにまったく新しい視点を持ち込みました。伝統的なゴルフファッションの基本を尊重しながらも、流行やファッション性の高い要素を取り入れた次世代のスポーツウェアを提案するというビジョンのもと、マークアンドロナは誕生したのです。
ロサンゼルスで良好なスタートを切ったマークアンドロナは、その後日本でも着実に支持を広げていきました。エストネーションやユナイテッドアローズなど日本の著名セレクトショップでも取り扱われるようになり、2009年には表参道ヒルズに初の旗艦店をオープンしました。これを皮切りに、日本国内での展開が急速に拡大していきました。
運営会社である株式会社キューブは日本の企業である
マークアンドロナを運営する株式会社キューブは、1994年12月9日に神奈川県平塚市で設立された日本の企業です。当初は有限会社キューブコーポレーションという名称でスタートし、2004年6月に株式会社化されて現在の社名になりました。
現在の本社所在地は東京都港区赤坂2丁目17-7 赤坂溜池タワー7階に置かれています。代表取締役社長CEOを務める松村智明氏は、マークアンドロナのクリエイティブディレクターも兼任しており、ブランドのデザイン方針から経営戦略まで幅広く統括しています。
株式会社キューブはマークアンドロナだけでなく、「HORN GARMENT」というゴルフアパレルブランドも展開しています。しかし、マークアンドロナが同社の主力ブランドとなっており、売上の大半を占めていると考えられます。
2022年10月7日、同社は東京証券取引所グロース市場に上場を果たしました。上場時の証券コードは7112です。このことからも、マークアンドロナの商業的な成功と、キューブ社としての経営基盤の堅実さがうかがえます。
キューブ社の事業内容は、マークアンドロナなどの自社ブランドの衣料品の企画、並びに小売・卸売事業です。同社は2022年12月期の売上高が前期比42.5%増の55億円と急成長を遂げています。コロナ禍にもかかわらず売上を伸ばしている背景には、デジタルとアナログの情報を駆使した精緻な生産計画、高いプロパー消化率、そして何よりも魅力的な商品展開があると言われています。
ブランド名の由来はハリウッドセレブのカップルから

マークアンドロナ(MARK & LONA)というブランド名には興味深い由来があります。このブランド名は、実在するハリウッドセレブのカップルから名付けられたと言われています。
ブランド名の「MARK」は、貿易会社を営み世界中を旅するジェットセッターとされています。一方、「LONA」はハリウッド女優からの指名が多いメイクアップアーティストだとされています。彼らはロサンゼルスのシャトーマーモントの丘の上に居を構え、自由でおしゃれなゴルフライフを楽しんでいるとのこと。マークアンドロナというブランドは、そんな彼らのライフスタイルをテーマにしたコレクションを提案しているのです。
このようなブランド名の由来からも、マークアンドロナがアメリカ、特にロサンゼルスという土地のセレブリティ文化や自由な雰囲気に強く影響を受けていることがわかります。高級感と自由さを併せ持つという、マークアンドロナのコンセプトの根幹にこの由来が反映されているのです。
ハリウッドセレブをモチーフにしたブランド名は、このブランドが目指す「ラグジュアリーゴルフ」というコンセプトとも見事に合致しています。伝統的なゴルフの世界に新たな風を吹き込み、ファッション性と機能性を両立させるという挑戦的な姿勢は、まさにハリウッドのクリエイティブな精神と重なるものがあります。
こうしたバックストーリーも、マークアンドロナが単なるゴルフウェアブランドではなく、一つのライフスタイルを提案するブランドとして支持を集める要因になっているのかもしれません。ブランド名が示す世界観が、商品デザインやマーケティングの随所に表現されていることが、他のゴルフウェアブランドとの差別化につながっています。
マークアンドロナの世界展開は日本を中心に広がっている
マークアンドロナは米国ロサンゼルスで誕生したブランドですが、現在の世界展開を見てみると、実は日本を中心に発展していることがわかります。日本国内には東京・大阪・名古屋・福岡・札幌などの主要都市に直営店があり、全国のデパートやセレクトショップでも広く取り扱われています。
2014年からはアジアを中心に海外進出を本格化させ、現在では世界70箇所以上の店舗でマークアンドロナの商品が取り扱われています。特に韓国市場では2014年8月に韓国AIOLI CO., LTD.(現 JC FAMILY CO., LTD.)とMARK&LONA韓国独占販売及び使用許諾契約を締結し、海外卸事業を開始しました。
2018年には100%子会社のCUBE INTERNATIONAL INC.を米国ハワイ州に設立し、同年11月にはハワイのアラモアナセンターに直営店をオープンしました(ただし、2020年8月に閉店)。また、2022年3月にはイタリアや米国など、韓国に次ぐ海外卸事業展開も開始しています。
「MARKET STORE BY MARK & LONA」という新しい店舗コンセプトも展開しており、2022年3月には表参道ヒルズ店がオープンしています。また、グローバルオンラインストアとして「MARK&LONA World Market」を2020年10月に開店し、世界中のファンに向けて商品を提供しています。
マークアンドロナの海外展開状況からは、アメリカで生まれながらも日本企業によって育てられ、そこから再び世界へと羽ばたいているブランドの姿が見えてきます。売上の半数近くは海外のファンが支えているというデータもあり、まさに国境を越えたグローバルブランドへと成長していることがわかります。
海外での評価と人気の理由は独自のデザイン性にある
マークアンドロナが国際的に高い評価を受けている最大の理由は、その独自のデザイン性にあります。保守的なスタイルが常識だったゴルフウェアの世界に、斬新なデザインセンスを持ち込んだことが海外でも高く評価されています。
ブランドのロゴにもなっているスカル(ドクロ)モチーフは、従来のゴルフウェアのイメージを覆すものでした。また、フリルだらけのポロシャツや真夏にベロア生地のセットアップなど、ファッション性の高い斬新なアイテムが、ゴルフウェア業界に新しい風を吹き込みました。
海外、特に欧米のセレクトショップやゴルフ愛好家の間で支持されているのは、こうした大胆な発想と、それを高品質な形で実現する製品力があるからでしょう。ファッション性が高いだけでなく、ゴルフウェアとしての機能性も兼ね備えている点が、ゴルフの本場である欧米での評価につながっています。
また、マークアンドロナは毎シーズン様々なコラボレーションを展開している点も国際的な注目を集める要因となっています。ディズニーやスターウォーズ、マーベルなどの世界的に著名なキャラクターとのコラボレーションは、ゴルフウェアの枠を超えた幅広いファン層の獲得に成功しています。
東京・表参道や銀座、ハワイなど、世界的なファッションの中心地に出店していることも、国際的なブランドとしての認知度を高める要因となっています。特に日本でのブランド力を背景に、アジア諸国を中心に人気が広がっており、世界のゴルフファッションに影響を与えるブランドへと成長しています。

マークアンドロナの特徴とブランド価値
- ラグジュアリーゴルフというコンセプトで世界に類がない
- 木村拓哉がブランドアンバサダーを務めている理由
- 契約プロゴルファーが多数在籍している実力
- 価格帯は高級ブランドに相応しい設定になっている
- 日本国内の主要店舗一覧と購入方法
- マークアンドロナの今後の国際展開予測
- まとめ:マークアンドロナはアメリカ発のブランドだが日本企業が運営している
ラグジュアリーゴルフというコンセプトで世界に類がない
マークアンドロナが他のゴルフウェアブランドと一線を画しているのは、「ラグジュアリーゴルフ」というコンセプトを掲げていることです。このコンセプトは、単にゴルフウェアを高級化するということではなく、従来のゴルフウェアにはない新しい価値観を提案するというものです。
伝統的なゴルフウェアと言えば、紳士のスポーツにふさわしい控えめで保守的なデザインが主流でした。「おじさんスポーツ」「接待ゴルフ」などのイメージも強く、若者のゴルフ離れの一因にもなっていました。そんな中、マークアンドロナは「退屈を着るか、自由を着るか。ゴルフに自由を」というスローガンを掲げ、革新的なデザインのゴルフウェアを提案し始めました。
マークアンドロナのウェアは、ゴルフウェアとしての機能性を持ちながらも、街でも映えるファッション性の高さが特徴です。独自のデザインと世界観によって、既存ブランドに満足しない人たちからの支持を集めています。受注会で年間500万円をオーダーするような熱狂的なファンも存在するほどです。
ラグジュアリーゴルフという新しいカテゴリーの創出は、ゴルフウェア市場に新たな顧客層を開拓することに成功しました。保守的なゴルフウェアに満足できなかった男性ゴルファーや、おしゃれなウェアを追い求めていた女性ゴルファーなど、これまでゴルフウェア業界があまり注目してこなかった層への訴求に成功しているのです。
また、ラグジュアリーブランドとしての品質の高さも見逃せません。自社開発した機能素材や立体裁断を使用するなど、見た目だけでなく着心地や機能性にもこだわり抜いている点が、プロゴルファーをはじめとする本格的なゴルファーからの支持につながっています。
木村拓哉がブランドアンバサダーを務めている理由
2018年、マークアンドロナは創業10周年という節目に、初のブランドアンバサダーとして木村拓哉さんを起用しました。「ゴルフに自由を」のスローガンと共に、新たなブランド戦略が展開されることになったのです。
木村拓哉さんは長年ゴルフを愛好しており、マークアンドロナのアンバサダーに就任する前からブランドの製品を愛用していたことが知られています。木村さん自身のインタビューによれば、マークアンドロナを選んだ理由として「びっくりするくらい生地と機能がハイテク」「カラー展開が豊富」「着心地がラク」「他では見ないオリジナリティあふれるデザイン」「ゴルフ場だけでなく、道中の気分も挙げてくれる」などを挙げており、「ゴルフに自由を」というブランドコンセプトに共感していることを語っています。
木村拓哉さんは日本を代表するファッションアイコンであり、長年にわたり日本のファッションシーンを牽引してきた人物です。そんな木村さんがマークアンドロナを着こなす姿は、多くのゴルファーやファッション愛好家に影響を与えています。木村さんのスタイルがブランドのイメージと完璧にマッチしていることが、彼がブランドアンバサダーに選ばれた大きな理由でしょう。
また、木村拓哉さんの国際的な知名度も、マークアンドロナのグローバル展開において重要な役割を果たしていると考えられます。特にアジア諸国では抜群の知名度と人気を誇る木村さんがアンバサダーを務めることで、マークアンドロナの認知度と信頼性が大きく向上しました。
木村拓哉さんとマークアンドロナのコラボレーションは、単なる芸能人の起用を超えた、双方の価値観が共鳴する理想的なパートナーシップとなっています。特にブランドが目指す「ゴルフウェアに自由を」という革新的な姿勢と、常に新しいスタイルに挑戦し続ける木村さんの姿勢が見事に調和しているのです。
契約プロゴルファーが多数在籍している実力
マークアンドロナの品質と機能性を証明するように、多くのプロゴルファーが同ブランドと契約しています。このことは、マークアンドロナがただおしゃれなだけでなく、実際のプレーにおいても高いパフォーマンスを発揮するゴルフウェアであることを示しています。
現在マークアンドロナと契約しているプロゴルファーには、イ・ボミプロ、金田久美子プロ、永井花奈プロ、矢野東プロ、宮里優作プロ、泉田琴菜プロなどがいます。彼らはトーナメントなどの公式戦でもマークアンドロナの製品を着用しており、その使用状況は多くのゴルファーにとって参考になっています。
イ・ボミプロは2010年に韓国ツアーで賞金女王を獲得し、2011年から日本ツアーへ参戦、2015年には日本ツアーでも賞金女王に輝いた実力者です。「スマイル・キャンディ」の愛称で親しまれている彼女がマークアンドロナを着用していることは、ブランドの国際的な信頼性を高めています。
金田久美子プロは8歳の時に「世界ジュニア選手権」を制し、タイガー・ウッズに並ぶ記録を作った経歴を持ちます。2002年にはリゾートトラストレディースで当時の最年少予選通過記録を樹立するなど、数々の選手権大会で優勝してきました。「実力派美女」として「キンクミ」の愛称で親しまれている彼女は、マークアンドロナのウェアを着こなすことでも注目を集めています。
永井花奈プロは数々の選手権大会で優勝し、ナショナルチーム入りを果たしています。2016年のプロテスト1位合格の実績を持つ若手有望選手です。
矢野東プロは数々の選手権大会で優勝しており、端正な顔立ちとファッションセンスで異彩を放つ選手として知られています。ゴルフスクール監修や育成、TV番組でのゴルフ解説などトーナメント以外にも活躍の場を広げており、マークアンドロナのイメージとも良く合致しています。
このように、実力派プロゴルファーたちがマークアンドロナを着用していることは、そのデザイン性だけでなく機能性や実用性の高さを証明していると言えるでしょう。
価格帯は高級ブランドに相応しい設定になっている

マークアンドロナは「ラグジュアリーゴルフ」をコンセプトとしており、その価格帯もそれに相応しい高級路線となっています。一般的なゴルフウェアと比較すると明らかに高価格帯に位置し、それがブランドの独自性やステータス性を支えている一因にもなっています。
マークアンドロナの価格帯は以下のようになっています:
- トップス:9,900円~143,000円
- ボトムス:22,000円~77,000円
- アウター:18,700円~165,000円
- シューズ:4,950円~59,400円
- キャディバッグ:63,800円~220,000円
例えば、ポロシャツ一枚でも数万円するものがあり、キャディバッグに至っては20万円以上するモデルも存在します。このような高価格帯の設定は、マークアンドロナが単なるゴルフウェアではなく、「ラグジュアリー」としての価値を持つブランドであることを象徴しています。
マークアンドロナのエクスクルーシブ会員で年間100万円(税抜)以上を購入する「ゴールド」のロイヤルカスタマーも少なくないと言われています。受注会で年間500万円をオーダーするお客様もいるほどで、新作をフルセットでコーディネートするとそれなりの金額になるわけです。
高価格帯であるにもかかわらず、マークアンドロナが高い支持を集めている理由としては、デザイン性の高さはもちろんのこと、素材や縫製などの品質の高さも挙げられます。自社開発した機能素材や立体裁断を使用するなど、見た目だけでなく着心地や機能性にもこだわり抜いている点が、高価格を納得させる要因となっています。
「値段が高くて買えない」という意見も見られますが、逆にいえば誰でも簡単に手に入れられるブランドではないことが、「周りとかぶりにくい」「ハイクラスな高級感をアピールできる」といったメリットにもつながっています。マークアンドロナは、その高価格帯設定によって、ブランドとしての希少性と価値を守り続けているのです。
日本国内の主要店舗一覧と購入方法
マークアンドロナの商品は、日本国内の様々な場所で購入することができます。公式直営店をはじめ、百貨店やセレクトショップなど、多くの販売チャネルが存在します。ここでは、主要な店舗と購入方法についてご紹介します。
【マークアンドロナの国内旗艦店舗】
- MARK & LONA 青山店
- MARK & LONA GINZA SIX店
- MARK & LONA 表参道ヒルズ店
- MARKET STORE by MARK & LONA 表参道ヒルズ店
- MARK & LONA 六本木ヒルズ店
- MARK & LONA 松坂屋名古屋店
- MARK & LONA CODE 松坂屋名古屋店
- MARK & LONA 阪急うめだ本店
- MARK & LONA 大丸心斎橋店
- MARK & LONA 福岡岩田屋店
- MARK & LONA 大丸札幌店
これらの直営店は、北海道・東京・名古屋・大阪・福岡の5大都市に点在しており、各地域のファッションの中心地に位置しています。特に東京都内では表参道、銀座、六本木といった高級ファッションの集積地に出店しており、ブランドのラグジュアリー感を体現しています。
また、公式オンラインストアでも商品を購入することができます。「MARK & LONA公式オンラインストア」では、最新コレクションから定番アイテムまで幅広く取り扱っており、全国どこからでも購入可能です。さらに2020年10月からは、グローバルオンラインストア「MARK&LONA World Market」もオープンし、より国際的な購入が可能になりました。
公式オンラインストアでの支払い方法は、クレジットカード、代金引換、Amazon Pay、NP後払い(コンビニ・郵便局・銀行・LINE Pay)の4種類です。送料は全国一律550円で、注文商品の合計金額が10,000円以上になると送料無料となります。商品の到着は発送日から1~2日が目安です(沖縄のみ4日以上かかります)。
オンラインストアでは、「未使用品」と判断できる場合のみ商品の交換が可能ですが、お客様都合による返品は不可となっています。セール商品・予約商品・福袋・衛生商品(レギンス、アンダーウェア、ソックスなど)・ラッピングキット・ラッピングサービスを利用した商品は交換の対象外となりますので注意が必要です。
これらの販売チャネルを通じて、マークアンドロナのファンは最新のコレクションや限定アイテムを入手することができます。実店舗では直接商品を手に取って確認できる利点がある一方、オンラインストアでは自宅から手軽に購入できる利便性があります。
マークアンドロナの今後の国際展開予測
マークアンドロナは、すでに世界70か所以上の店舗で展開されている国際的なゴルフブランドですが、今後さらなるグローバル展開が期待されています。ここでは、現在の状況や業界動向から、今後の国際展開について予測してみます。
まず注目すべきは、2022年3月に始まったイタリアや米国など、韓国に次ぐ海外卸事業展開です。これは、マークアンドロナが欧米市場への本格的な進出を視野に入れ始めていることを示しています。特にイタリアはゴルフとファッションの両方で高い知見を持つ国であり、そこでの展開はブランドの欧州戦略において重要な意味を持つでしょう。
また、キューブ社の2022年10月の東証グロース市場への上場は、さらなる事業拡大のための資金調達を可能にしました。これにより、新たな国際市場への進出や既存市場での拡大が加速する可能性があります。特に売上が2年前の2倍以上となる55億円(2022年12月期)に達するなど好調な業績を背景に、積極的な海外展開が予想されます。
アジア市場では韓国ですでに成功を収めていますが、今後は中国や東南アジアなど他のアジア諸国への展開も考えられます。特に中国は巨大なゴルフ市場を持ち、富裕層の増加とともにラグジュアリーゴルフウェアへの需要も高まっています。マークアンドロナのような日本発のラグジュアリーブランドは、アジア各国で高い評価を受ける傾向にあります。
欧米市場においては、これまでの「アジア発のラグジュアリーゴルフウェア」というポジションから、「グローバルなラグジュアリーゴルフブランド」としてのステータスを確立することが課題になるでしょう。その意味で、米国に本格的に再進出することは象徴的な意味を持ちます。
オンライン販売の強化も国際展開の重要な要素です。2020年10月に開設したグローバルオンラインストア「MARK&LONA World Market」は、物理的な店舗網に頼らずに世界中のファンに商品を届ける重要なチャネルとなっています。今後はこうしたデジタル戦略をさらに強化し、各国の流通事情に合わせたオムニチャネル展開を進めていくことが予想されます。
このように、マークアンドロナは日本発のグローバルブランドとして、今後も国際的な存在感を高めていくことが期待されています。ただし、これらはあくまで現時点での業界動向や企業の戦略から導き出される予測であり、実際の展開は様々な要因によって変化する可能性があることを付け加えておきます。

まとめ:マークアンドロナはアメリカ発のブランドだが日本企業が運営している
最後に記事のポイントをまとめます。
- マークアンドロナは2008年にアメリカ・ロサンゼルスで誕生したが、運営は日本企業の株式会社キューブが行っている
- 前身となるブランドは2006年に「T-Line」としてアメリカでデビューしていた
- マークアンドロナという名前は実在するハリウッドセレブのカップルから名付けられている
- 「ラグジュアリーゴルフ」というコンセプトは、保守的だったゴルフウェア業界に革新をもたらした
- 2018年にブランド設立10周年を迎え、初のブランドアンバサダーとして木村拓哉を起用した
- イ・ボミプロや金田久美子プロなど多数のプロゴルファーと契約しており、その実力は折り紙付き
- 価格帯は高級ブランドに相応しい設定で、トップスは9,900円~143,000円、キャディバッグは63,800円~220,000円となっている
- 国内には北海道・東京・名古屋・大阪・福岡の5大都市に11店舗の旗艦店を展開している
- 2014年からアジアを中心に海外進出を開始し、現在は世界70箇所以上の店舗で展開されている
- 2022年10月に運営会社の株式会社キューブが東証グロース市場に上場し、さらなる国際展開が期待されている
- ポケモンやディズニーなど、様々なキャラクターやブランドとのコラボレーションも積極的に展開している
- アメリカで誕生し日本で育ち、再び世界へと羽ばたいているという、国境を越えたユニークなストーリーを持つブランドである